2013年5月23日木曜日

遂に敗れる!


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 9 月 18 日(火)曇り時々小雨

 「四対二!」遂に敗れる! 数秒前にぼくのラケットの下をくぐってアッという間に過ぎ去った球は、まだゆるく動いていた。——また、当分はこのコートへも来ないことになるだろう。係のおじさんにさよならといって、コートを出た。出るなり早速、二人の反省が始まった。まだ興奮はさめない。憤りと悔しさと悲しさと悩み(すべて心部だ)。
「第五限の授業を受けんと来たりまでもしたがに…」
「何やらおかしいと思っとった。岡田さんに迷惑かけたかもしれん。」
「何ていっても調子が悪かった。」
「ラケットのガットもゆるうなってしもうたし。」
「一セット目に相手が二本ダブル・ホールして勝ったとき、嬉しかったけどなあ。」
「あっちもあがっとったがやろ。」
「ほんでも次にお前が三本もダブって負けたら悲観してしもうた。」
「三セット目、勝たんなんがやったな。」
「おいや! 完全に勝てた。」
「ジュースになって…。」
「ポイント取れんだんが駄目やったんや。」
「四セット目はがっかりしてしもうて、全然駄目。」
「五セット目になってやっと調子出たんや。」
「お前が二本ほど叩いてくれた。」
「ファーストサーブだけ入れば、完璧やったんやけどな。」
「相手も大したことなかったんやし。」
「エエ! 惜しい。」
気晴らしに、夜二人で将棋をする約束をして別れる。
 行く前にと思って単語を調べていたら、Funny が呼びに来た。

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