2013年5月22日水曜日

ホームルームの旅行計画


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 9 月 17 日(月)晴れ[つづき]

 十月一日のホーム旅行のための計画を立てた。まず、目的。見学、慰安、両方を兼ねる、のうち、慰安が圧倒的多数。誰もが、思いっきり愉快に、何事も忘れて遊んでみたいのかもしれない。しかし、そんな欲求は恐らく満足させられないだろう。見学という堅苦しいものよりは、という軽い気持からの希望だと考える方が妥当らしい。そうとなれば、まず温泉地が挙げられて来る。北の方から、宇奈月、和倉、深谷、湯涌、中宮、片山津、山代、山中、芦原。ざっとこんなところだ。結局、潟に面した温泉へ行くことに落ちついた。「さっそく時間や費用などを調べに行っ」て来てくれと HRA がいう。二十二日までに確実なことを決めなければならない。

 Funny が五時頃呼びに来たが、都合が悪くて六時といった。それなのに、六時にはもう暗くなって、計画は望みがなくなった。謝りに行かなければならない。(注 1)
引用時の注
  1. 実際の時間経過としては、ここから、先に掲載したこの日の最初の記述「将棋の長期戦」につながる。

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