2013年5月19日日曜日

狭いわが家の大掃除


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 9 月 16 日(日)雨

 八時頃だったか、Funny が呼びに来た。大急ぎで自転車で行く。ほんのしばらくだけ乱打した。いまにも降りそうな空からぽつりぽつりと雨が落ち始めて、やがて次第にひどくなって来る。自転車の前輪と後輪の位置をあべこべにして、斜めに降りかかる雨に向かって突進し、家を目指した。

 『市報かなざわ』を見てやっと、18 日に秋の大掃除の検査があることを知り、大あわてで大掃除に取りかかる。まず、上敷きをまくり、一方の部屋の道具を他の部屋に運び、畳をたたく。ゴミをしずめてから、天井などをはたき、きれいに掃く。ちょうど雨が止んだので、上敷きを外へ持ち出してほこりを追い出す。
 雑巾をかけられるところは、残らず雑巾をかけて、ほこりやすすなどを拭い取る。上敷きをしき、道具をもとのところへ運んで並べる。それが済むと、今度はもう一つの部屋を同じような要領で済ます。その他に、棚の中や押し入れの中もしなければならない。それでも、狭い家だから、三時頃までには出来てしまった。
 済むと、休む間もなく、階段(はしご段という方がよいかもしれない)の手すりを折ったのを直さなければならなかった。夕食の前までに、どうにか仕上げる。新しい木で作ったのを見ると、何となく嬉しい。それでも、かんなが悪かったので、木がガサガサしているのは、気分がよくない。

 ♪ボクはトッキュのキカンシュで—
  カワイムッスメはエキゴトに—♪
聞いていて何かくすぐったいような、懐かしいような気がした。日曜娯楽版のヒットメロディ集を聞いている。

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