2013年2月8日金曜日

国語教科書のユーモア


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 7 月 5 日(木)曇り

 辰野 いったい材料はどこにあるんです、いちばんあるのは。
 仁科 カナダですね。
 辰野 はるかかなたですか。やれやれ(笑い)。
 仁科 それからアフリカのコンゴー、ロシアにもあるでしょう。
 辰野 金剛石を持っているよりもいいわけですね。日本にはございませんか。
 仁科 ありませんね。あっても問題になりませんね。
 辰野 海底はどうでしょう。ありませんか。
 仁科 かいてい、ああ、海の底ですか。…

 ぼくが速記したのじゃないよ。『新国語 ことばの生活 一』の「科学を語る」の一部分である。読んでどう思うかい。べつにこんな駄洒落ばかりあるのではない。何についていっているかも分るだろう
*。ところどころにこんなユーモアが現れている。

 ブランクの時間には、外出証明書を貰って外出した。みんなが学校で授業を受けているとき、こうしてぶらりと外出するのは怖いような気もする。何のためにこんなことをしたかは、書かないことにする。

Ted による欄外注記
 * Uranium だろう?

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