2013年2月12日火曜日

普段の力か最後の五分間か


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 7 月 9 日(月)雨

 社会は、文句なしに自習。生物は、1/3 を夏休みの宿題についての話にあてて、あとは自習。ホームの時間は十二日か十三日に行なわれる水泳大会の選手を決めることになっていたが、候補者が一人もいないので、棄権することにして、あとは、ホームルーム・アドバイザーの、夏休みの暮らし方についての話。英語は、夏休みの宿題の材料が与えられてのち、自習。商業の半分が授業で、あとは帰宅。満足な授業があったのは、進度が遅れているからという理由で行なった保健体育だけ。——一方では、試験のまぎわになって一生懸命に勉強してもだめだ、普段の力が大切だ、といい、他方では、最後の五分間、といって猛烈に頑張っている
(注 1)。——
引用時の注
  1. これは、周囲の状況を述べたのか、あるいは、Sam 自身の矛盾する心境を述べたのか。私の学校の一学期末試験は前週の木曜日で終わったが、Sam の学校では、この翌日からだったのである。

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