2013年6月4日火曜日

日曜にもホームルームの用事


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 9 月 30 日(日)

 ぼくがゆっくりし過ぎたのと IKD 君があわて過ぎたのとで、会い違いになって、彼の家まで空足の往復をした。予定より十五分ばかり遅れて観音町一丁目の HRA の家に着いた。雨が降り始めた。細かい雨だ。橋場町の花屋で 10 円札を 10 枚出して花束を買う。主計町を通って小橋に出て、岩根町の目的の家に着いたぼくたちは、その家に入り込んだ。ぼくが花束を渡した
*。それから、HRA とその家の父母との間にいろいろな話が取り交された。 IKD 君とぼくは大部分黙って聞いていた。聞いていてためにならない話は少しもない。
 そこを辞すると、昨日ぼくが忘れていた旅行会での旅館の申し込みに行かなければならなかった。普通の旅館は駄目だったので(あっても五十円以上だった)、厚生寮に申し込んだ。三十三円で OK とのこと。万事うまく行きそう。急にひどく雨が降って来た。HRA は電車、IKD 君は先生のところから借りて来た傘、ぼくは循環バスで、それぞれ帰宅する。もう明日を待つばかり…。
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Ted による欄外注記
 * お見舞い?
 ** ご苦労様。よくそれだけ尽くせたね。

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