2013年6月21日金曜日

自習時間のこと


高校(1 年生)時代の交換日記から

Ted: 1951 年 10 月 15 日(月)雨、午後、台風 Ruth 通過

 国語乙の試験の第一題は、『奥の細道』から俳句が二つ。第二題は、『徒然草』第十一段の後半。第三題は、「幾山河越え去り行かば果てしなん国を淋しく今日も旅行く」という牧水の歌。いずれも評釈を書くのである。
 解析は Pentagon 先生が来られて自習。図書館へ行ってはいけないというので、しばらくは、 Vicky が英語や社会や生物の教材を次々に出したり、獅子頭の耳とイヌの垂れた耳との中間のような形に横に分けられている髪の束を振りながら、他の女生徒たちと話したりするのを見ていた。そのうちに Jap から紙を貰って、Sam と紫中の TNK 先生の時間に主にしたようなことをし始めた。 難しいのは無理だと思って、まず、折り込み都々逸を取り上げた。彼は Sam がその問題を出したときのぼくと同じく、都々逸を知らなかったので、次のような例を書いた。
 ットが折れた
 チッと折れた
 きゅうは止めて
 うきゅうだ
Sam がしてくれたように字数を説明しなかったのは全く悪かったが、彼は長い文を各行に書いたので、注意しなければならなかった。すると彼は、次のように書いて来た。
 たばた自動車
 ちかち頭
 れー野球
 くでなし
これでは各行の間につながりがなくて面白くない。そこで、これも Sam からいい出して Funny も交えてしたことのある英語の尻取りをした。途中で、名詞に限るという制限をつけた。k がしばしば最後に来て、続けようとして思い出したのが [k] の音ながら,文字は c の場合がたびたびあり、発音記号で尻取りをしてはどうだろうといい合った。

 SH 時に SM 君が、「記念祭特別委員会が十二日をもって解散した。新聞クラブの編集長が承認された。何々クラブの国体出場が承認された」など、初めて生徒議会の報告をした。校内放送は、きょうが第一期最後なので、生徒会の動きやアセンブリーの反省などを扱っていた。

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