2013年6月5日水曜日

ホームルーム旅行に出発


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 10 月 1 日(月)曇り一時雨

 九時二十六分というのだから、のんびりしていてよい。六時二十四分ので行く Funny がぼくの家の前を通って行った。彼らは山中行きだ。
 八時半に Keti が呼びに来て、腹が痛いと訴える。それでも我慢して行くらしい。それならば、さほどのことでもないのだろう。すでに、NTM 君ともう一人が来ていた。間もなく HRA が来られる。ぼつぼつとホームの生徒が来る。一昨日の連絡がうまくいったらしいことは疑いない。
 8 ホーム以外にも二、三のホームが同じ列車で行くらしい。申し込み者総数のうち、二人だけが来なかった。発車の五分前に団体券の購入申し込みをし、二分前に手に入れて、大急ぎで乗った。待っているみんながブーブーいっていたそうだ。
 その先に、駅の待合室で AR 君に出会った。彼は商用で七尾まで行くそうだ。思いがけないところで会って驚いた。
 車窓の風物はさほど珍しくない。IKD 君と将棋をした。ひざを台にして、将棋盤をのせる。列車は絶えず震動しているから、盤は安定しない。三回ばかり停車する時間をかけて、やっとぼくが勝った。
(注 1)
引用時の注
  1. ホームルームの旅行の記述は、行きの車中までで終り、このあと 10 月 8 日まで Sam の日記は飛んでいる。

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