2013年6月11日火曜日

向性指数、タイプ打ち、祭り


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 10 月 8 日(月)晴れ

 Kinta 先生が出張とかで休講になる。六人ばかりでホームのバットとボールを利用して「ワンバウンド & フライ」をする。保健体育でハンドボールをしたよりも、さらにくたくたになった。ぼくの打球は快音を残して左翼方面へライナー性のフライとなって飛んで行く。が、残念なことには、最外野の守備者にキャッチされてしまう。一球でアウト! あっけないが、すっきりした気持になる。ピッチャーをしているとき、球を回転させないで投げる方法に気づいたが、大して効果はなかった。ただ、ひいき目に見て、あまり遠くへは飛ばされないように思った。
 ホーム時は向性検査。これで同じものを三回受けることになる。確か第一回目に受けたときは、 68 だったと記憶する。そして、ひどく驚いた。それは、Funny の 1/2 ぐらいの指数だったっけ。第二回目は「職業科学習ノート」で受けた。あの時は、その前の経験でこりていたので、向性指数がちょうど 100 になるようにあんばいしておいた。こんなものは、一度やってしまったあとでは興味もわかないし、正確な結果は得られない。「出来るだけ」とは思うが、やはりうまくいかない。なかなか判断に苦しむ問いもある。「88」という数字で表された。こんなものかもしれない。無答があると分母が複雑になるので、それは避けて、重答か不定答にしておいた。
 生物テストの答案が返される。四題のうち完全に合ったのは(三)、完全に違ったのが(一)、他の二つは各々 −6 で、「総得点は、ある数の二乗からある数の 1/3 を引いて得た答(ある数は 3n で表せる数)と同じである」と、ぼくの点を聞いた友人にいっておいた。
*
 一分平均 78。タイプ打ちの結果がこんな数字で現れて来た。まだまだ大したことはない。それでも、人差し指一本で切り盛りしていた頃にくらべれば、長足の進歩に違いないが、まだまだ及ばない。せめて、「カッチン」という間に規則正しく 2 字ずつ打てるようになれば完璧だ。それには、おそらく今年一杯かかるだろう。(今日は数字ばかり記している。)

 祭りである。第二回目の停電が終わってから、「参拝に行く」という名目で出かける。なかなかにぎやかだ。店がずらりと並んでいる。昨年と違っているのは、パチンコやマーブル・ゲームなどのないことぐらいだ。
Ted による欄外注記
 * 「」内の記述だけからは総得点として三通りの可能性があるが、妥当なのは、次に書いてある「一分平均」と、ちょうど同じ数じゃないかい?

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