高校(1 年生)時代の交換日記から
Sam: 1951 年 11 月 29 日(木)雨[つづき]
次の俳句の( )の中に一語を選んで入れよ。
米洗う前( )ほたるの二つ三つ
(1) で、(2) に、(3) を、(4) へ、(5) や(注 1)
次の各問につき正しいものに○を付せ
(A) 外国人とは
(1) 日本の国籍を有しないものである
(2) 外国の国籍を有するものである
(3) 何れの国籍をも有しないものである
(B) ロンドンに住所を有する日本人の女子とローマに住所を有するフランス人の男子とが中華民国で婚姻したとき、その婚姻はどの国の法律によって効力を得るか
(1) イギリス法 (2) フランス法 (3) 日本法 (4) イタリー法 (5) 中華民国法
Ted は、「どこのアチーブメント・テストだい、それとも Sam の一斉考査の?」と思うだろう。No! これはほんの一部。『学苑』十一月号付録の中から抜粋したのだ。
Sam: 1951 年 11 月 29 日(木)雨[つづき]
次の俳句の( )の中に一語を選んで入れよ。
米洗う前( )ほたるの二つ三つ
(1) で、(2) に、(3) を、(4) へ、(5) や(注 1)
次の各問につき正しいものに○を付せ
(A) 外国人とは
(1) 日本の国籍を有しないものである
(2) 外国の国籍を有するものである
(3) 何れの国籍をも有しないものである
(B) ロンドンに住所を有する日本人の女子とローマに住所を有するフランス人の男子とが中華民国で婚姻したとき、その婚姻はどの国の法律によって効力を得るか
(1) イギリス法 (2) フランス法 (3) 日本法 (4) イタリー法 (5) 中華民国法
Ted は、「どこのアチーブメント・テストだい、それとも Sam の一斉考査の?」と思うだろう。No! これはほんの一部。『学苑』十一月号付録の中から抜粋したのだ。
引用時の注
- 当時の私の解答は見当たらないが、いま、「米洗う前をほたるの二つ三つ」でインターネット検索してみると、次のようなブログ記事があり、わが意を得たりと思った(『ことば会議室』[633];その上にある [625] にも、同趣旨の、より古い文献が二つ紹介されている)。しかし、Sam から同様の説明を聞いたことが頭のどこかに残っていたのかもしれない。
[…]東京書籍「新編新しい国語」2〔中学2年国語教科書〕(平成8年2月29日文部省検定済)p.159に「有名な話」として載っていたのを読んで知りました。教科書ではこう紹介されています。
「 米洗う前に蛍の二つ三つ
という句を作った人が、『米洗う前を蛍の二つ三つ』がいいと、先生から注意を受けたという有名な話があります。この句は、『に』でも『を』でも、言葉としては自然です。どちらも間違ってはいません。しかし、『に』を使うと、米をといでいる自分の前に蛍がいるというだけの意味ですが、『を』を使うと、『蛍』が自分の周りを飛びまわるという意味が出ます。飛んでくる蛍と、飛び回る蛍、『を』のほうに動きがある、そこで、『を』のほうが句としてよいということになるのだと想います。『に』『を』、たった一字の違いですが、意味のうえではこのような違いが出るのです。」
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