2013年8月29日木曜日

朝のイザコザ


高校(1 年生)時代の交換日記から

Ted: 1951 年 12 月 2 日(日)晴れ、夕方雨

 SCAP へ英語弁論大会を聞きに行きたいが、アチーブメント・テストを控えての日曜日とあっては、快く付き合ってくれるものは誰もいないだろう。Sam と昨日約束しておけばよかった。

 大変な剣幕のようだ。おや、泣き出した。「母さんを見下げないで!」だって。彼女の母も階段を上がって来ているらしいぞ。朝食に用いた食器を半片付けの状態にして部屋を出て行った母が、妙な調子でいい返しているぞ。なぜ、そんなに堂々めぐりの話を続け合って興奮しているのだ。溝掃除に出てくれとのことだといったとか、うちにも男はいますといったとか、水道代がどうとかで済みませんといったからどうだとか、人情だからとか、裏を考えるとか、奥さんは気兼ねな生活というものを知らないとか、私は愚か者だからとか…(朝記す)。(注 1)
引用時の注
  1. 泣きながら「母さんを見下げないで!」といったのは、間借りしていた家の長女だろう。家主の家族と間借りしている家族の間には、いかに平和が保たれていても、時として衝突が起こる。大連から引き揚げ後、何軒も移り変わって長年続いた間借り生活の間、母の苦労は大変だっただろうと思う。

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