2013年8月12日月曜日

口球ゲーム


高校(1 年生)時代の交換日記から

Ted: 1951 年 11 月 19 日(月)晴れ

 …美しい空だ。句にしようと思っても、いまのぼくには、昨日の朝刊に松任高校主催の県下高校俳句大会入賞者として名の出ていた AK 君や Vicky や、その他四名ほどのわが校からの入選者が作ったようなのは作れない(気がする)。沈黙し、そして、目の濁りと心のわだかまりを清め去ってから自然を眺めなければ…。

 Kies も変な遊びを考え出したものだ。編集室へ入って来て、長机の上に白墨で halfway line を引き、center circle と goal area と goal を描き、ポケットからピンポン球を取り出した。「用意、ピー!」の合図で、机の両端に陣取った彼とJack が、上半身を折り、口を出来るだけ机に近づけて、その先を尖らせ、その狭い穴で圧縮されて勢いよく放出される空気を使ってゲームを始める。「フーフー」、「ブーブー」とやっている彼らは、ブタそっくりだった。

 体操が終わって整列したとき、Iwayuru 先生が何か話した。そのとき、後ろで、陽を一杯に受けた生徒たちの間から笑声が起こる。何のことだか分らない。解散してから聞くと、先生が「あるいは」といわれたとき、 アリムラ君が「はい!」と返事をしたのだそうだ。それを説明するのに、Garap が、まことしやかに、「先生がハンドちゅうたとき、ホンダ [Hotten] が返事したがや」という作り話をして、汗を流している Hotten を苦笑させていた。
(注 1)
引用時の注
  1. 私自身、同様な間違いをしそうになったことがある。小学校の同窓会で、元女児たちが、かつて休日に学校で先生を交えて勉強会をして、昼食に自分たちでカレーライスを作った思い出話をしていて、その中の一人が「それを食べたさに」(「それを食べたいばかりに」の意)といった。「食べたさ」が、私には「タバタさん」と聞こえ、「はぁ?」と聞き返しかけると、「参加した男の子もいたよね」と続いた。そこで、「ははは、そんなことが…」という笑いにごまかした。しかし、なぜ私が彼女たちの話のその部分に特に興味を示したのか、いささか妙だったかもしれない。

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