2013年8月20日火曜日

最小の空間でなし得る運動を…/テストのスケジュール


高校(1 年生)時代の交換日記から

Ted: 1951 年 11 月 27 日(火)雨[つづき]

 Pentagon 先生もお休み。代理は、褐色の薬ビンを思わせるような家庭科の先生(Gamma や YMG 君や、新しく新聞部に入った Compe、もちろん、Jack や Tacker らも一緒に昼食時間に割烹室で火鉢に当たらせてもらうことを懇願して、聞き入れて貰うという親切を示されたばかりだった)。Pentagon 先生が刷られた「カット練習を行なうこと」というプリントを渡されたが、何をするのか要領を得ない四行の言葉があって、手をつけられない。そこで、Twelve と Jack に紙を回して尻取り川柳をした。四十九句作って、相互採点にかかろうとしたとき、時間が終わった。こうして遊び騒いだためか、顔がほてって仕方がない。

 先週までの天候とは、めっきり違う。Jack は、青いオーバーを授業中も着たままだ。頭上に押しかぶさっている雲をわずかに透して来る、夏の暮れ方にも劣る光を、白い頬で跳ね返しながら、最小の空間でなし得る運動(注 1)を休み時間毎にしている Vicky が見受けられる。

 出て来た。出て来た。これは何としたことを書いたものだろう。「代数的に解けない」問題ではないか。だから、未だに解ききれないのだ。
(注 2)
引用時の注
  1. 縄跳びのこと。
  2. 数学の問題のことではなく、何かを数学に例えたのだろう。

Ted: 1951 年 11 月 28 日(水)Sleety[みぞれ]

 アチーブメント・テスト
(注 1)のスケジュールが発表になる。といっても、Crow 先生はわれわれのホームで知らせなかったから、解析の時間に Jap から聞いた。六日、社、英、国乙。七日、生、保。八日、解、国甲、図。
引用時の注
  1. 学期末テストをこう呼んでいたのは、わが校の風習か、あるいは、高校進学時の県下一斉テストにならって、私だけがそう呼んだのか。Sam は「一斉考査」という言葉を使っているが、わが校では少なくとも「考査」という古めかしい言葉は使われていなかった。

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