2013年7月3日水曜日

Funny に Ted の問題を/際限なく小さく…


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 10 月 24 日(水)雨

 何もかも、それは 5 以下の数字で表されるだけだったけれども、増していた。まずまず良好。特別の状態にある者以外は、現在の自己の状態を少しでもよく見えるようにしようと努める。四肢に「うん」と力を入れてみたり、「ぴん」と背伸びをしたりするのだ。そして、他の者より幾分でも優越した位置を占めたいのだ。
(注 1)
 ふふふふ。試みに、Funny に Ted の問題を拝借して出してみたら、面白いこと。連立方程式

 x + y = 5 (1)
 (x2 + y2)(x3 + y3) = 455 (2)

の実根を求める問題だが、(1) から x = 5 − y として (2) に代入して、y を整理のつかないものにしていた。ああ、そうだ。これのぼくの解答を書いておこう。
(注 1)
引用時の注
  1. 高校の通信簿の評点は 1〜5 でなく、1〜10 だったし、この日はまだ通信簿を貰う時期でもないが、Sam は何かの科目の成績について、中間評価を貰ったのだろうか。一つ前の文は、その科目が体育であることを思わせるが、他の科目についての比喩的表現でもあり得る。
  2. 解答は別紙に書いて挿入してあったようで、いまは見当たらない。興味のある読者はご自分で解いてみられたい。
Ted:

 このような気持があるから、人生において誰もが苦悩を経験するに違いない。この気持——何と表現したらよいか分らない。
 ウシの足の下に押しつぶされようとしているアリ。
 土中のモグラ。
 どぶの中をはうミミズ。
 空はいまにも降り出しそうだ。風は重く、空気は酸い。
 どうにか一歩横ばい。それも束の間、池の底はかき回され、泥水が渦を巻く。

 国体選手の壮行会が講堂で。篭球クラブとバドミントンの二人。語られた言葉のほとんどが聞き取れない。声の消し合い。何が彼らをそれほど絶叫させたのだろうか。
 新 HR 委員の Atcher が欠席したので、SMM 君とぼくが旅行の申し込みに行く。SMM 君は生徒会文化委員であり、アセンブリー研究委員会にも乗り出しているから、明日のアセンブリーの世話もしなければならない。それも、彼が中心になって一度やってみるように上級生からいわれたという。彼の口は流暢に動く方ではないが、、ホームでも生徒会でも、なくてはならないものになろうとしている。

 際限なく小さくなり得るということが、われわれの「見かけの生活」を色とりどりにするのででもあろうか。
(二十四日)

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