2013年7月2日火曜日

クラブ活動は速記/こうしてはいられない


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 10 月 23 日(火)晴れ

 クラブ活動は速記であった。基本文字と濁音および半濁音。書き写す必要もないから、きわめて退屈だ。「トテチテタ」、「キュウリ」などはどう書くのかなどと質問して困らせようと試みた。
(注 1)

 電話でジャンケンをしようとするならば、結果は聞かなくても明らかである。それをあえて試みるというところが、見ているものに笑いを起こさせるのである。当然起こるべき事態を想起するとき、笑わずにいられないではないか。
引用時の注
  1. 新聞クラブの活動だろうか。Sam はタイプ・クラブにも入っていたので、話がややこしい。彼は早い時期(中学生時代?)から速記の練習をしていた。
Ted:

 反駁ばかりをした。毎週の H 時が待ち遠しくてならない。それでも徹底的な不人気には驚いた。だが、いまでは、それを歎こうとも思わない。反駁ばかりといっても、誰もが判然と納得のいくようにしたので、ある程度は成功した。
 雨の降り出した Pentagon 先生の時間の前半もあまりに退屈なので、右手がむずむずした
(注 1)。そして、その時間には反省に成功した。
 多くの出来事があった。いやだ。いやだ。
 外界は進行している。こうしてはいられない。
(二十三日)
引用時の注
  1. 図画の先生は、前半を講義に当てたのだろう。

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