2013年7月30日火曜日

テレビの公開実験


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 11 月 10 日(土)晴れ

 ブランク時にはタイプだけしかしなかったので、次の解析のテストが芳しくない成績になる。
 少し前の週の英語の時間に Lesson IX で習ったばかりの公開実験を見に行く。"Television is the wonderful invention. Tele, as in telephone and telegraph, means distant, so television means seeing at a distance."(長くなるから、このあたりで止めよう。)かなり stage setting がよくて、programs は充実していると思う。Actors も悪くはない。Television receiving set に映る actors を興味深く見つめている——。カメラが一台だから、画面に動きがない。さっさと追い立てられちゃう。もう一度回って正面へ。ビールの早飲み競争!「未成年者お断り」か! 鈴を持ってへんな格好に mouth の shape をつくっている河合坊茶(注 1)の顔は、なかなか面白い。二十の扉やトンチ教室のメンバーの顔々も趣きがあるぞ! アイコノスコープ(注 2)は、何と何とのアイノコなんだい? とにかく、They will be giving television broadcatsing in the near future in Kanazawa. というから、嬉しいや。
引用時の注
  1. 河井坊茶(かわい ぼっちゃ、— ぼうちゃ、1920–1971)は、俳優、歌手、放送タレント。本名は秋元喜雄(あきもと よしお)。
  2. アイコノスコープは、被写体の像を電気信号に変換するための電子管(撮像管)の一つ。テレビ放送のプロセスの最初の段階を担う部分で、固体撮像素子による撮像板に変わるまでは、ビデオカメラの心臓部だった(『ウィキペディア』の「撮像管」中にアイコノスコープの項がある)。

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