2013年7月8日月曜日

小学校でバザーを見る


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 10 月 28 日(日)晴れ

 月曜日の H 時に「逸話・美談」の発表を行なうことになったので、そのための原稿を書いた。自分の見聞でなくて、過去に誰かの書いたものを探せばよいのだ。

 十一時頃から、長町小学校で行なわれているバザーを見に行く。PTA や青年会や少連の組織などを図表にして一面に貼ってあるところが最初の展示室。売店の方は用もなかったから、ついついと見て過ぎた。いわば校下の商店の投げ売り品売り場のようなものだ。余興室で、ゼスチュアだけは巧みだが、何が何だかさっぱり分らない劇を途中から見て途中で帰ることにし、いやでも通らなければならないように設計されている食堂の前を通らないで、廊下に積んである障害物を乗り越えて出た。そのため、生徒作品展覧室を二度通ることになってしまう。なかなかよい作品があると感じる。図画などもイーゼルペイントをうまく生かして、油絵のような感じを十分に出していた。構成などもガッチリしており、小学校の生徒がこんな素晴らしいのを描くのかと疑いたくなるほどである。工作などにもすぐれたものが見られたが、これは明らかに竹馬的作品だと思った。

 久しぶりでする卓球は、なかなか面白いものだ。一度覚えた技術はもう忘れないものらしい。もちろん、進歩していないことは確かであろうが、それは仕方がない。ゲームともなれば、一応の作戦をも立てなければならないし、相手の弱点も看破する必要がある。ぼくのよく使う作戦図は、相手のバックへサービスして、相手がバックでゆるく返すところを強打するというのや、バックへ数本連続に打ち込んでおいてフォアへ強打するといったようなものだ。相手の弱点、弱点と突いていって、自分をつねに有利な立場におくことが大切だ。

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