高校(1 年生)時代の交換日記から
Sam: 1951 年 12 月 8 日(土)
やはり思わしくない。
Ted: 1951 年 12 月 8 日(土)曇り
応用問題は連立方程式のものだった。あまりにもこれに精力を傾けたので、検算をするときには、胸の中に土の塊があるような気持だった。YMG 君でさえ出来なかったそうだが、Junbo はぼくと同じ答をいっていた*。
芭蕉と西行の芸術に対するうち向かい方や見方といったものについての文章があって、[ ]内を埋める問題の最後、
であるから芭蕉の理想と[ ]は高まいである。
がちょっとはっきりしない。信念**、精神、境地、努力、…と二字の熟語(二字とは決まっていないのだが)を並べてみてから、「技術」を選んだのだが、これではしっくりすると思えない。Jack の「空想」や Tacker の「現実」は、類意語や反意語を持って来ただけのことだ。
図画は、あれだけのことを教えただけで百点満点で採点する問題を作るのは無理と思われる。Dove が真っ先に、先生が赤鉛筆を最も減らさないで済むであろう答案を出し、続いて時間の 1/3 ぐらいで、残るわれわれが自分たちの鉛筆を十分に動かしきって提出した。
"8:30 Natukasino Melody." Sam が栃木県の県庁所在地と同名の書店でタイプライティングの本をめくって、ラジオ番組を打ったらどうなるかなといい、こんなチャンポンになって滑稽だといったのは、夏休みのことだったかい? ぼくの英訳は不完全だけれども…。
木曽坂を下りながら考えた Jack との遊びは、いままでに考えた中で最も知的な遊びの一つだ。
Sam: 1951 年 12 月 8 日(土)
やはり思わしくない。
Ted: 1951 年 12 月 8 日(土)曇り
応用問題は連立方程式のものだった。あまりにもこれに精力を傾けたので、検算をするときには、胸の中に土の塊があるような気持だった。YMG 君でさえ出来なかったそうだが、Junbo はぼくと同じ答をいっていた*。
芭蕉と西行の芸術に対するうち向かい方や見方といったものについての文章があって、[ ]内を埋める問題の最後、
であるから芭蕉の理想と[ ]は高まいである。
がちょっとはっきりしない。信念**、精神、境地、努力、…と二字の熟語(二字とは決まっていないのだが)を並べてみてから、「技術」を選んだのだが、これではしっくりすると思えない。Jack の「空想」や Tacker の「現実」は、類意語や反意語を持って来ただけのことだ。
図画は、あれだけのことを教えただけで百点満点で採点する問題を作るのは無理と思われる。Dove が真っ先に、先生が赤鉛筆を最も減らさないで済むであろう答案を出し、続いて時間の 1/3 ぐらいで、残るわれわれが自分たちの鉛筆を十分に動かしきって提出した。
"8:30 Natukasino Melody." Sam が栃木県の県庁所在地と同名の書店でタイプライティングの本をめくって、ラジオ番組を打ったらどうなるかなといい、こんなチャンポンになって滑稽だといったのは、夏休みのことだったかい? ぼくの英訳は不完全だけれども…。
木曽坂を下りながら考えた Jack との遊びは、いままでに考えた中で最も知的な遊びの一つだ。
Ted による欄外注記
* Jack も出来なかったのだから、皆はどうかと思ったが、Octo も Massy も出来たそうだし、Jap から「210 人と 945 人」と聞いた 「Vicky も嬉しい!」といっていた。
** 誰かが「信念」が正しいそうだといっていたのを聞き、なるほど、しかし、「信念が強い」とはいうが、「信念が高まい」というのは変だ、と思った。しかし、ぼくもちゃんと候補に挙げていたのだ!(12 日に記す)
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