2013年9月23日月曜日

馬鹿らしい間違い


高校(1 年生)時代の交換日記から

Sam: 1951 年 12 月 22 日(土)曇り

 「これで二学期の授業は終わりました。皆さん、よいお正月を迎えて、うんと遊んで下さい。」毎時間、こんな言葉を聞かなければならなかった。解析は一三五ページの 4 と 5 を省略し、その代わり、「二次関数を実用化するために」と「二次関数を標準形と直線にして根を求める方法」を教えられる。来学期早々、二次関数のところの試験をするということを、前の時間にいわれたにもかかわらず、もう一度、念を押された。
 国語は二週間ほど前に行なわれた文法の助動詞のテストについて説明がある。「玉の光はそはざらん」というところを「ざ」と「らん」に分けたので −2、「目にかなしくも残れるは」の「る」を受け身としたので −2。いまから考えると馬鹿らしい間違いで、結局、30 点満点のところ、ぼくの出席番号から 902/10 を減じた得点しか出来なかった。
 一時間その仕事を行なえば 87〜174 の熱量を必要とする作業を行ない、タイプクラブの会合に出ていたので、家へ帰ったら、一一六ページの 4 の問題の 3 行目の数字を 1 と 2 に直して求めた答の時刻になっていた。
 周りが 48 cm の矩形の紙に、表には 24〜41 の文字を書き、裏には例外はあるが、表より多くの文字を書く仕事をする。
(注 1)

 どうしてもこうだ。駄目。ダメ。DAME! Break all!
引用時の注
  1. もってまわった表現が続く。国語テストの得点と帰宅時間は、計算不可能である。「仕事」というのは、年賀状書きであろう。

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