高校(1 年生)時代の交換日記から
Sam: 1951 年 12 月 4 日(火)
この前の定期考査の答案が返される。予想していたより九点だけよい。
第三限にはずっと前の英語の試験が返されたが、これは九十点満点のところ六十点以上が四人しかいなかったそうだ。残念ながら、ぼくはその仲間入りするのに一割だけ不足していた。先生がぼくの方を向いて、「そこらあたりに相当出来そうな人がいるんだけど、案外駄目でした」といわれたときは、悲しかった。
C の時間に議会が開かれる。議題は、
一、執行委員補選の件
二、執行委員・議員の掃除復活に関する件
三、会則修正の件。
まず、一について、新会長の Ban 君から、現在執行委員が一年二名、二年一名不足していて、補選の必要があるが、それには手数と時間がかかるので人選を執行委員会にまかせてほしい、と議案説明があり、討論なく可決。二については、従来、執行委員および議員に対しては掃除が免除されていたが、生徒会の活動が不活発であるようならば、復活してはどうか、と会長から要望があり、続いて、三、会則に役員の任期その他の点に不備があるから修正しては、と執行委員会側から動議があったが、それについて再び某議員が会則の一部を修正することを動議し、これが採択され、討論のないまま採決し可決。
折から遅れて入って来た三年の議員が、ただいまの採決はおかしいではないかと質問し、ついに議長は「私のミスで」といわざるを得なくなった。そこで、議事がもめ始め、某議員の動議は撤回され、第一歩からやり直し。まず、修正の必要があるか否かについて討論採決し、修正の必要が認められ、第二歩として、議会側から五名の会則修正委員を指名するという動議があり、可決。これに対して執行委員会側から発言がある。そこで、再び二について、それを某議員が動議として提出したが、これは否決。このとき、会長が立って、掃除の復活は勿論望むところではないが、生徒会に対して誠意を示してもらいたいと発言する。かくして三時二十分閉会。
Sam: 1951 年 12 月 4 日(火)
この前の定期考査の答案が返される。予想していたより九点だけよい。
第三限にはずっと前の英語の試験が返されたが、これは九十点満点のところ六十点以上が四人しかいなかったそうだ。残念ながら、ぼくはその仲間入りするのに一割だけ不足していた。先生がぼくの方を向いて、「そこらあたりに相当出来そうな人がいるんだけど、案外駄目でした」といわれたときは、悲しかった。
C の時間に議会が開かれる。議題は、
一、執行委員補選の件
二、執行委員・議員の掃除復活に関する件
三、会則修正の件。
まず、一について、新会長の Ban 君から、現在執行委員が一年二名、二年一名不足していて、補選の必要があるが、それには手数と時間がかかるので人選を執行委員会にまかせてほしい、と議案説明があり、討論なく可決。二については、従来、執行委員および議員に対しては掃除が免除されていたが、生徒会の活動が不活発であるようならば、復活してはどうか、と会長から要望があり、続いて、三、会則に役員の任期その他の点に不備があるから修正しては、と執行委員会側から動議があったが、それについて再び某議員が会則の一部を修正することを動議し、これが採択され、討論のないまま採決し可決。
折から遅れて入って来た三年の議員が、ただいまの採決はおかしいではないかと質問し、ついに議長は「私のミスで」といわざるを得なくなった。そこで、議事がもめ始め、某議員の動議は撤回され、第一歩からやり直し。まず、修正の必要があるか否かについて討論採決し、修正の必要が認められ、第二歩として、議会側から五名の会則修正委員を指名するという動議があり、可決。これに対して執行委員会側から発言がある。そこで、再び二について、それを某議員が動議として提出したが、これは否決。このとき、会長が立って、掃除の復活は勿論望むところではないが、生徒会に対して誠意を示してもらいたいと発言する。かくして三時二十分閉会。
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