高校(1 年生)時代の交換日記から
Sam: 1951 年 7 月 1 日(日)晴れ
ああ、海へでも行きたくなる(おっと、ごめん、ごめん)。(注 1)
午前中、旧三年八組の生徒が古巣に集まることになっていたのだが、ズボンのつぎをしていたら、思わずひまどって、とうとう行けなくなってしまった。何しろ、ワカメのようなズボンでは仕方がないから——。このようなことで、午前は終り。
午後は「仕事」だ。仕上げるのに午後一杯かかってしまった。家へ帰ってラジオをつけたが、鳴らない。そうだ、きょうから周波数が変ったのだった!
「恋愛は罪悪ですぞ!」——といっても、ぼくがそれを経験したからいうのではない。夏目漱石作『心』をラジオ小説でやっていた中で、何回もこの言葉が出て来たので、何となく書いてしまった。
Sam: 1951 年 7 月 1 日(日)晴れ
ああ、海へでも行きたくなる(おっと、ごめん、ごめん)。(注 1)
午前中、旧三年八組の生徒が古巣に集まることになっていたのだが、ズボンのつぎをしていたら、思わずひまどって、とうとう行けなくなってしまった。何しろ、ワカメのようなズボンでは仕方がないから——。このようなことで、午前は終り。
午後は「仕事」だ。仕上げるのに午後一杯かかってしまった。家へ帰ってラジオをつけたが、鳴らない。そうだ、きょうから周波数が変ったのだった!
「恋愛は罪悪ですぞ!」——といっても、ぼくがそれを経験したからいうのではない。夏目漱石作『心』をラジオ小説でやっていた中で、何回もこの言葉が出て来たので、何となく書いてしまった。
引用時の注
- 私は泳げなかったので、この頃、海へ行こうと誘われることが嫌いだったのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿